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2025/06/21 13:28

契約書作成eコース>「プライバシーポリシー/個人情報保護方針の策定・作成」のページを更新しました。
(より詳細な記載内容、並びに契約書のひながた・テンプレートは、上記リンク先をご参照下さい。)

プライバシーポリシー/個人情報保護方針を策定する意義

プライバシーポリシー/個人情報保護方針の策定には、以下のような重要な意義があります。

法令遵守(コンプライアンスの確保)
企業や団体が個人情報を取得・利用する際、個人情報保護法などの法令に基づき、利用目的や管理方法を明確にし、顧客/ユーザーに通知または公表することが義務付けられています。
プライバシーポリシーを策定・公表することで、これらの法的義務を効率的かつ確実に履行できます。

透明性の確保と顧客/ユーザーへの説明責任
どのような個人情報を、どのような目的で、どのように取り扱うのかを明示することで、顧客/ユーザーに対して自社の情報管理体制の透明性を示すことができます。
これにより、顧客/ユーザーは自分の情報がどのように扱われるかを理解し、安心してサービスを利用できるようになります。

顧客/ユーザーとの信頼関係の構築
プライバシーポリシーを通じて、情報の取り扱いについて誠実に説明することで、ユーザーからの信頼を獲得できます。
企業の信頼性やブランドイメージの向上にもつながります。

リスク管理・トラブル防止
個人情報の取り扱いに関する方針を明文化し、社内外に周知することで、情報漏洩や不正利用などのリスクを低減できます。
また、利用目的や第三者提供の有無などを明確にしておくことで、ユーザーとのトラブルや法的紛争の予防にもなります。

プライバシーマーク(Pマーク)など認証取得の前提
個人情報保護に関する第三者認証(例:プライバシーマーク)を取得するためにも、プライバシーポリシー/個人情報保護方針の策定・公開は必須条件となっています。

ビジネスのグローバル化・規制対応
日本国内だけでなく、欧州GDPRなど海外の個人情報保護規制にも対応するため、プライバシーポリシーを整備しておくことが求められます。


プライバシーポリシーの策定は、単なる「書類作り」ではなく、法令遵守・透明性の確保・ユーザーの信頼獲得・リスク管理・国際的な規制対応など、現代のビジネスにおいて不可欠な役割を持っています。個人情報を扱う事業者にとっては、プライバシーポリシーの策定と適切な運用が、事業の持続的な発展と社会的信用の基盤となります。


個人情報保護に関する参考HP

個人情報保護委員会

経済産業省 > 個人情報保護

自社用プライバシーポリシー/個人情報保護方針の作り方

自社に適したプライバシーポリシーを作成するためには、以下の手順とポイントを押さえることが重要です。

自社の個人情報の洗い出し
まず、自社がどのような個人情報(顧客情報、従業員情報、取引先情報など)をどのような方法で取得・保有しているかを洗い出します。

利用目的の明確化
取得した個人情報をどのような目的で利用するのかを、できる限り具体的に特定し、明記します。「サービス向上」などの抽象的な表現は避け、顧客/ユーザーが予測できる範囲で記載することが求められます。

管理方法・安全対策の記載
個人情報をどのように安全に管理するか、社内の管理体制やセキュリティ対策についても記載します。

第三者提供・共同利用の有無とその内容
個人情報を第三者に提供する場合やグループ会社等と共同利用する場合、その範囲や目的、手続きについて明確に記載します。

開示・訂正・削除等への対応方法
顧客/ユーザーからの情報開示請求や訂正・削除依頼への対応方法、連絡先を明記します。

プライバシーポリシー/個人情報保護方針の公表場所と更新手続き
ウェブサイトのトップページなど、顧客/ユーザーがすぐにアクセスできる場所に掲載し、内容変更時の手続きや告知方法も定めておきます。

テンプレートの活用と専門家への相談
ひながた/テンプレートを参考にしつつ、自社の実情に合わせてカスタマイズする必要があります。法改正や業務内容の変化にも注意が必要です。
なお、安易なひながた/テンプレートの利用はトラブルのもとになるため、必ず自社の実態を反映した内容にし、必要に応じて専門家の力も借りてください。


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